「楽劇の祭典」特別公演
「宮古路豊後掾と「睦月連理玉椿」の世界
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2007年1月30日(火) 17:30〜19:00
京都府民ホール アルティー
[地下鉄烏丸線今出川駅から南方へ徒歩7分]
[公演プログラム]
ご挨拶
山折哲雄(会長)
第一部
常磐津「子宝三番叟」(素浄瑠璃)
第二部
解説「徳川吉宗の享保改革と豊後節浄瑠璃」 笠谷和比古
第三部
豊後節舞踊
「睦月連理玉椿
*
(むつまじづきれんりのたまつばき)・道行」
*
【「玉椿」は正しくは一字、「椿」の下に「心」】
[出 演 者]
舞 踊
藤原寿豊、古澤侑峯
浄瑠璃
常磐津一巴太夫(人間国宝)、常磐津巴瑠幸太夫、常磐津三代太夫
三味線
常磐津都喜蔵 上調子 常磐津都史
[公演内容]
江戸時代中期の享保年間、京都祇園から出た宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)によって語られる豊後節という名の新しい浄瑠璃が一世を風靡した。さらに豊後掾作の心中浄瑠璃『睦月連理玉椿(むつまじづきれんりのたまつばき)』が江戸で上演されるや江戸の街は熱狂の渦につつまれ、一大政治問題化していくことで、豊後節浄瑠璃は複雑にして数奇な運命をたどることになる。豊後節はそののち常磐津、富本、新内、清元という江戸浄瑠璃に変形しながら発展し、豊後節そのものは音曲の世界から消えてしまった。
今回の公演では、今日の歌舞伎音楽の源流をなしている豊後節に注目し、その代表作『睦月連理玉椿』の心中道行の場を上演する。なおこれは、2006年1月に大阪NHKホールで催した現代版歌舞伎
『豊後掾Bungonojo』
から、劇中劇・江戸中村座の舞台の場面を取り出す形のものとなる。
なお公演の第一部では、豊後節の後身である常磐津から、正月のお目出度い縁起物「子宝三番叟」を、人間国宝・常磐津一巴太夫らによる素浄瑠璃で上演する。
入 場 料
:
4000円(前売り3700円) 学生 2000円
主 催
:
関西楽劇フェスティバル協議会
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関西楽劇フェスティバル協議会事務局
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