その他

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オープニング

8月1日(金) 13:00〜16:00
大阪国際会議場
御挨拶 会長 山折 哲雄 
第一部 講 演 ドナルド・キーン「東西楽劇の過去・現在・未来」
    (コロンビア大学教授・米国アカデミー会員)
第二部 舞台公演と本年度全公演プレビュー
※上方舞上演
 (1)1曲目: 地唄『黒髪』(くろかみ)
 (2)2曲目: 地唄『子の日』(ねのひ)
※本年度全公演の演目紹介



楳茂都 梅咲弥(うめもと うめさくや)

山村 楽道(やまむら らくどう)
主催 : 関西楽劇フェスティバル協議会
入場券:1500円(前売り1200円)

 

第一部 講  演
ドナルド・キーン「東西楽劇の過去・現在・未来」
(コロンビア大学教授・米国アカデミー会員)     

 ※能・文楽・歌舞伎という日本の三大楽劇と、欧米のopera・Wagner楽劇などを題材として、それぞれの楽劇の特色と問題点、そしてこれからの楽劇文化のあり方について幅広くお話しいただく。
        
第二部 舞台公演と本年度全公演プレビュー
※上方舞上演
(1)1曲目: 地唄『黒髪』(くろかみ)
     (立方)楳茂都 梅咲弥(うめもと うめさくや)<上方舞:楳茂都流の女性舞踊家>
(2)2曲目: 地唄『子の日』(ねのひ)
     (立方)山村 楽道(やまむら らくどう)<上方舞:山村流の男性舞踊家>
※本年度全公演の演目紹介

シンポジウム

8月6日(水) 13:30〜16:00

四天王寺・五智光院
(現存する大阪最古の木造建築)
「歌舞伎発祥400年、近松生誕350年
       〜伝統楽劇の生成と再創造〜 」
パネリスト:
  片岡我當(歌舞伎俳優)
  荻田清(梅花女子大学教授)
  森西真弓(「上方芸能」編集長、
     池坊短期大学教授)
  山下徹(演劇プロデューサー)
司会:
  河内厚郎(演劇評論家 「関西文学」編集長)
主催:関西楽劇フェスティバル協議会
入場:無料(協議会事務局まで葉書・FAXでお申し込みください)

  近世日本の市民劇から国民劇へと発展した総合舞台芸術、歌舞伎および文楽の発祥から現在に到る四世紀をふり返り、21世紀の歌舞伎を展望する。

近松門左衛門生誕350年記念映画上映
8月7日(木)〜10日(日) 京都府京都文化博物館
8月7日(木)、9日(土) 各日13:30〜、17:00〜の2回上映 
          『近松物語』(「大経師昔暦」より)
              出演 長谷川一夫、香川京子、他

8月8日(金)、10日(日) 各日13:30〜、17:00〜の2回上映
          『女殺し油地獄』(「女殺油地獄」より)
              出演 中村扇雀、香川京子、他

主催:京都府京都文化博物館  共催:関西楽劇フェスティバル協議会
入場券:一般500円(博物館でお求めになれます)

(作品解説)

『近松物語』(「大経師昔暦」より)
近松門左衛門が浄瑠璃劇として書いた「大経師昔暦」(1715)と井原西鶴の「好色五人女」(1686)の巻三「中段に見る暦屋物語」を下敷きに川口松太郎が「おさん茂兵衛」として原作化。大経師とは伊勢神宮より暦を承けて独占して発行する権利をもつ名家で、不義者が出ようものなら即刻闕所となる。このことから依田は、横暴な主人に耐える内儀・おさんと、誠実に主人に仕える手代・茂兵衛が不義密通の濡れ衣を契機として、大経師の闕所と、磔刑を承知の上、あえて2人を家出させる。
 
『女殺し油地獄』(「女殺油地獄」より)
本作は近松門左衛門の同名戯曲「女殺油地獄」(1721)を原作にしているが、この原作は近松の多くの世話物の中でも傑作としての評価が高く、戦前には松竹蒲田、帝キネ、千恵プロで3回、戦後も大映で映画化されており、本作の後も1992年に五社英雄監督が映画化している。特にクライマックスの男女が油まみれになり、転げ回り、のたうちながらの殺し場は舞台での様式美もさることながら、映画ならではのリアリティを活かした演出、演技の大きな見せ場にもなっている。本作の脚本は橋本忍が担当、ほぼ原作に忠実な形で脚本化する。




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舞とマイムの「間」
8月8日(金)19:00〜21:00 プレラホール(阪急西宮北口)
第1部 地歌「蛙(かわず)」     
     創作マイム「カエルの一生」他
第2部 トーク 
  テーマ「言葉を使わない身体表現」
第3部 地歌「鉄輪(かなわ)」  
小川照一(邦舞家 小川流)
いいむろなおき(マイム俳優)
河内厚郎(文化プロデューサー、 『関西文学』編集長)



主催:兵庫県芸術文化協会、西宮市文化振興財団  制作:関西舞台芸術研究所
共催:関西楽劇フェスティバル協議会
■入場券:2000円

(曲目解説)

・ 『蛙(かわず)』
作詞、作曲者は不明。ただし、作詞者は讃州某(讃岐の国の人)との一説もある。蛇に捕らえられそうになった蛙が言葉巧みに、相手をだまして難を逃れるという話。弱者が強者に対して知恵で対抗する、剣を持たずに強者を一刺するという、風刺の心意気とも読める曲。
・  『鉄輪(かなわ)』
作詞、作曲者は不明。ただし、一説には尾張某、藤尾匂当(謡曲物の「八島」「虫の音」などの作曲者)とも伝えられる。夫の不実を恨む女が嫉妬のために執心の鬼となり呪する様を、しかし、この呪いの鬼神の力と調伏修法の力とが勝負がつかず、時節を待つべしや、と女は去っていく。

※関西の伝統芸能である地歌と、フランスのマイムを上演・比較することで、日本文化の中における身体表現の変化のプロセスをたどります。日本舞踊小川流の小川照一と、マイム俳優のいいむろなおきがそれぞれの舞台を披露し、トークで文化プロデューサーの河内厚郎が加わり、現代のライフスタイルの中に伝統文化が生き続けることの意味を語り合います。




『上方の舞と語り 〜 雪月花の美』

8月8日(金)18:30〜21:00 大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)
5階ワッハホール(大阪・なんば)
(1)口上『舞い語る身体』     福井栄一(上方文化評論家)
(2)地唄『雪』     (立方)大和松蒔、(地方)菊聖公一社中
(3)地唄『由縁の月』     (立方)山村若有子、(地方)上村和歌子社中
(4)落語『たちぎれ線香』     桂九雀
(5)上方唄『浪花音頭』     (立方)楳茂都梅咲弥、(地方)上村和歌子社中
主催:関西楽劇フェスティバル協議会  制作:オフィス福井
入場券:5000円(全自由席)

芸能の基層をなすのは「からだ(身体)」と「ことば(語り)」です。上方(かみがた)という土地は、長い歴史を通じて、身体表現の粋(すい)である「舞」、言語表現の典型である「落語」をはぐくんできました。「舞」と「語り」が彩なす雪月花の美をお楽しみください。




篠山城大書院舞楽公演
8月 9日(土)18:30〜20:30
  10日(日)14:00〜16:00
9日: 篠山城大書院野外特設舞台(篠山市)
10日: たんば田園交響ホール(篠山市)

(1)舞楽公演
     公演日時  8月 9日(土)18:30〜20:30
     出演      天王寺楽所 雅亮会

(2)河合隼雄講演会 「日本の文化活動、そして篠山」    
     公演日時  8月10日(日)14:00〜16:00
     出演      河合隼雄(講演&フルート演奏)、河野美砂子(ピアノ)
主催:篠山城大書院舞楽公演実行委員会・篠山市・篠山市教育委員会
共催:関西楽劇フェスティバル協議会  制作:潟買Hイシング
入場券: 9日 :大人 3500円 学生 1300円 (前売り 大人 3000円 学生 1000円)(全自由席)
10日 :大人 2500円 学生 800円 (前売り 大人 2000円 学生 500円)(全自由席)  
2日
共通セット券 大人 4500円 学生 1500円(前売り 大人 4000円 学生 1200円 )

文化庁長官河合隼雄氏の文化講演。河合長官の提唱する関西元気文化圏構想を中心として日本の文化政策、文化活動を幅広い視野から論じ、あわせて篠山のケースを取り上げて、地方都市の文化活動の将来像を語る。講演に引き続いてフルート演奏会を催す。
こちらの関連HPもご覧ください。




【展示】
5月20日〜8月31 上方浮世絵館(大阪難波)
「江戸時代の中座 道頓堀中の芝居」      
開館時間 11:00〜18:00(入場は17:30まで)
        休館日 月曜日(祝日、休日の場合は翌日)
入場券:大人500円 小人300円

江戸時代の道頓堀南側には芝居小屋が立ち並び、芝居側と呼ばれていました。そのなかでも中座は江戸時代の慶安5年(1651)に始まり、平成11年(1999)の閉館まで約350年に渡って芝居興行が行われました。大西芝居(竹本座)と角の芝居(角座)に挟まれた大芝居三座の真ん中にあったので中の芝居(中座)と呼ばれ、道頓堀を代表する芝居小屋でした。今回の展示では、上方浮世絵を通して道頓堀中の芝居を体験していただきたいと思います。





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